今年のGWは去年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で自粛ムードが漂っています。地元浜松でGWといえば、浜松まつりが有名で異常な盛り上がりを見せるはずなのだが、今年は昼の凧だけみたいで祭好きには物足りない連休になってしまいました。来年にはコロナも収まって活気を取り戻してほしいと願っています。
若いころ、私は毎年この時期になると憂鬱になっていた。GWが嫌いであった。なぜかというとGWから本気で勉強しなければならない理由があったからだ。そうそれが”建築士の勉強”である。【5年間で150万円】私はこの長い期間と費用をこの建築士の資格を取るために費やした。この期間と費用は当然、人によって全然違います。全くお金をかけずに1発で試験に合格をする強者もいれば、私よりも費用も時間もかけているのに資格を取れない人もいます。嫌になって諦めてしまう人もいれば、最初から無理だと資格を取ることも考えない人、あるいは受かればラッキーという考えなのか毎年7月に受験だけする人、等々。簡単に取れる資格ではないので考え方も様々である。
ただ共通して1つ言えることは「1年でも若いうちに取ったほうが良い」である。こんなことは誰しもわかっている。が、1つ言えることは、それである。
例えば、私が今1級建築士の資格を取るために頑張ったとする。若いころに比べれば割と時間の余裕はあるけれど記憶力が悪くなってくるし、コスパも悪い。会社によって違いがあると思いますが仮に資格手当が¥20000円/月だったとすると年間で24万円になる。あと10年働いたとして240万円儲けるために150万円と5年間の期間を掛けるかと言ったら絶対にやらない。年をとればとるほどチャレンジしていた人も諦めていく。でも若いうちにしかできないこともある。ただでさえ忙しい仕事に恋愛、結婚、子育てなど勉強に集中できない期間が必ずと言って人生にはあるので、なかなか簡単に若いうちに取れなんていえない。という感じである。
私は30歳からチャレンジして35歳で取得しました。正直言ってラストチャンスでした。1年目 学科試験✖ 2年目 学科試験〇製図試験✖ 3年目 製図試験✖ 4年目 学科試験〇製図試験✖ 5年目製図試験〇 これが私の通算成績です。学科試験は2/3の合格率ですが製図試験に至っては1/4の合格率。5年目に製図試験が合格しなければまた学科試験からやり直しなんて絶対に不可能でした。特に気力が・・・お金も・・・そして家族からの冷たい視線も・・・1歳だった娘が小学生になっていた。かわいい盛りの娘の面倒もほとんど、妻任せにしていた。本当に申し訳ない。
でもチャレンジしてよかったと思う。無いより絶対にあったほうが良い。そんな事わかりきったことではあるが・・・
私の勉強方法としては車の移動前に10分、到着したら10分。とにかくこれを徹底しました。住宅会社の現場監督であった私は、車の移動が多く、これを実施することにより勤務中に2時間くらい勉強していることになります。しかも繰り返し繰り返し勉強していることになるので一度覚えたことは忘れ難くなっていました。同じ境遇の人にはお勧めの勉強方法です。最後の方なんて10分が30分くらいになってましたけれど。(笑)
今はGWになるとあの頃はたいへんだったな~と良い思い出になっております。
後輩たちへ 応援しているよ頑張れ!
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